2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『正しく知る地球温暖化』赤祖父俊一 (c)2008 アラスカ大学国際北極圏研究センター初代所長からの挑戦状

アラスカ大学国際北極圏研究センター所長、地球電磁気学や北極圏研究における世界的権威と言われる赤祖父俊一氏による「(人為的)地球温暖化論への挑戦」。 どうも現在は「小氷河期」(little ice age)からの回復過程にあり、1800年頃から温暖化傾向にあ…

『地球温暖化論への挑戦』薬師院仁志 とある社会学者の無謀な?挑戦

今日でも「二酸化炭素の排出削減」がまくら言葉のように使われているような気がするが、懐疑論の本が次々と出版され始める前の2002年に早々と発行されている本である。 懐疑論の嚆矢となる本書を再び繙いてみた。 われわれの周りでは、新聞、テレビ、雑誌、…

『地域分散型エネルギーシステム』植田和弘(監修)

「ベースロード電源」は死語となるのか? 以前のブログ 『精神論ぬきの電力入門』(新潮新書)澤昭裕 - willwealth’s diary で、ベースロード電源としてもっと発電効率が高い石炭ガス化複合発電(IGCC)に注目してもよいのではないかと書いた。 しかし、どう…

『原発はやっぱり割に合わない』(大島堅一)も読んでみよう!なぜ、【再処理】依存症になってしまったのか?

原子力発電は最も高い電源 原子力発電は事故を起こさなくても「最も高い電源」らしい。p106 原子力は、政策費用を含めれば、最も高い電源です。 p107 表4-1 電源別の政策費用 研究開発費用 立地対策費用 合計 原子力 1.46 0.26 1.72 火力 0.01 0.03 0.04 一…

『太陽光発電の卒FIT入門』本橋恵一、船津寛和

「卒FIT」が始まっている 固定価格買取制度(feed in tariff)、FITを卒業するすることを「卒FIT」と呼ぶらしい。 買取期間終了後も電力会社が買ってくれるが価格は1kWhあたり10円以下と安くなってしまう。 一般家庭の電気料金は1kWhあたり約25円なので、売…