2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『過労自殺(第二版)』川人 博

電通の女性新入社員の過労自殺から5年が過ぎ、母の高橋幸美さんは取材で「過労死問題で風化を感じています」と懸念を述べている。仕事が原因で命を絶つ人は19年も約2千人いたことを指摘していたが、 (参考)以下の9ページ https://www.npa.go.jp/safetyli…

『ブラック霞が関』千正康裕(せんしょう やすひろ)

ブラックな組織が存在するのは民間だけではないことを本書で知った。著者は元厚生労働省キャリアで、異常な長時間労働、相次ぐ休職や退職、採用難など崩壊寸前の状況を訴える。組織の限界に達し、業務を回すことすら難しくミスが発生しやすい状況になり、ミ…

『日本が売られる』堤未果:LINEに関してだけ

最近、なにかとLINEが話題になっているので本書の主題というよりは周辺的になるが、LINEに関する箇所を少し紹介したい。(本書は2018年の出版)LINEの親会社は韓国企業ネイバー社(株式の6割以上は欧米巨大グローバル金融企業の所有なので…

『こうすれば日本も世界一』福田誠治(2011年出版)

いつかフィンランドの教育に関する著書を繙いてみたいと思っていたが、ジャレッド・ダイアモンド氏の近著でもフィンランドに関して叙述されていたので勉強しようと思い立った次第だが、まだ十分に咀嚼しきれていない気もしつつ、まあ、とりあえずメモしてお…

『スマホで馬鹿になる』 和田秀樹

スマホのしすぎは学力に影響を与えるばかりでなく、のめり込んでしまうと1日15~16時間没頭するようになるという。メディアでは取り上げられることの少ない依存症としての危険性を精神科医の立場から解説してくれた著書。依存症に関しては日本人全体が…