C#でジュリア集合を描く

C#マンデルブロ集合を描く」の記事の中で、

フラクタル紀行』芹沢浩(著)、森北出版株式会社
ISBN 4-627-01560-7
1993年の出版

マンデルブロ集合の周期Nの点をジュリア集合を描くときの漸化式(写像)の定数項として使用すると周期Nのジュリア集合が描かれることが紹介されていることに触れた。(舌足らずで、最近、読んだような書き方にしてしまったが10年以上前のこと)それまでは単に収束するか発散するかの違いと、あとは発散する速さの違いがあるくらいに理解していた。マンデルブロ集合の漸化式もジュリア集合の漸化式も以下のように同じ形になっている。

Z[n+1] = Z[n]*Z[n] + ZC(複素定数項)

マンデルブロ集合のときはZCにZ[0]が使われるが、ジュリア集合のときはZ[0]とは(一般に)異なる値ZCが使われる。マンデルブロ集合の赤の領域(4周期)の値をZCとして使用すると以下のような赤(4周期)のジュリア集合が描かれる。

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定数項にマンデルブロ集合の赤い領域の値を使用したときのジュリア集合

C#プログラムで私なりのフラクタル紀行を楽しめたので、出版から30年近い時が経過しているが感謝の意を表したいと思う。更に、『フラクタル紀行』は図書館から借りて読みました。すみません。